元リケジョがママになりました。

元研究者の、ちょっと変わった視点で見た「世の中」を綴ります。

子供を産むということ その3~妊娠初期・切迫流産編

 

こんにちは、コガです。
「子供を生むということ」と題して、妊娠、出産、育児にまつわるアレコレを、経験を交えてまとめ、いつか誰かのために(主に忘れっぽい自分と、ムスメのために)綴っています。
今回は妊娠初期のお話の続きです。

 

花粉症の恐怖

 

私はそこそこ強めの花粉症ですが、ちょうど妊娠4ヶ月目が花粉の季節でした。強いお薬を飲んだり注射ができないので、どうしようと思っていましたが、幸いこの年は花粉が少なく、鼻のふちに塗る、花粉を寄せ付けないクリームと、マスクと、産院でもらった「小青竜湯」という漢方でどうにか凌ぎました。それでもくしゃみが出ると腹圧がかかり、お腹が張り・・・の繰り返し。花粉が多い季節に当たったらどうなってしまうのだろう…。苦労されている方、たくさんいると思います。
是非、花粉を大量に出すような老いた杉は伐採してバイオ燃料にして、花粉の少ない種類の木を植樹してほしいと願います。

 

通勤事情

 

私は電車とバスを乗り継いで一時間半かけて通勤していました。幸い、東京から離れる方への通勤でしたので満員電車ではありませんでしたが、座れる確率50%くらいでした。私の場合、少しの負担でつわりがでたり、お腹の張りがでたり・・・があったので、マタニティーマークを鞄につけて、それとなく優先席付近をうろうろしたりしていたら、席を譲ってくださる方がけっこういらして、本当に助かりました。でも意外と人の鞄って見ないもので、マタニティーマークに気付かれないことのほうが圧倒的に多かったです。マーク自体の認知度や、譲るかどうかのお気持ちとは全く別のことですが、なるほど、こういうこともあるんだなと妊娠して初めて経験しました。

 

妊娠中は、揺れに対してかなりナイーブになりました。バスなどの揺れの大きい乗り物では、何回もお腹が張ってしまって、やっと職場の最寄りに着いたのに停留所のベンチで休憩、ということもよくありました。

 

切迫流産のリスク

 

お腹の張り、とよく言いますが、これも強さは人それぞれで、私の場合は生理痛の軽いときの鈍痛くらいでした。動けない程ではありませんが、お腹がキューっと固くなり、思わず立ち止まってしまう程度でした。妊娠2ヶ月~3ヶ月目くらいは、一般的におなかの張りは起こりやすいそうですが、私は4ヶ月目に入ってもそこそこ頻繁に痛み(時々強い痛み)を伴う張りがあったので、出血等はありませんでしたが、切迫流産(流産の危険がありますよという状態)と診断されて、約1ヶ月間、お仕事はお休みして安静にしていました。原因はわかりませんが、やはり乗り物に揺られて張ることが多かったので、外的要因が強かったのかもしれません。
私の友人は仕事で立ち仕事をしてちょっと無理してしまった後に激しい腹痛と出血があり、入院したと聞きました。この時期は、特に甘えん坊になって、自分をいたわって生活しちゃいましょう。

 

妊娠22週まででカウントすると、流産の確率は1割とも言われています。とはいえ、このころの流産は先天的な問題(染色体異常、遺伝子の異常など)も多いそうです。そして、高齢出産になるほど、その確率は高くなるそうです。

流産の原因は何かを完全に特定することはほぼできないとも言われています。流産した、というと、本人も周りもとても落ち込み、気を使ったりしますが、時々起きるごく自然な現象なんだと割りきることも必要なのかもしれません。

私の母も祖母も流産経験者です。周りでも流産を経験したという話はよく聞きます。流産を経験していない私にはその辛さを知ることはできず、想像するしかありませんので、コメントしがたいことですが、遺伝子関連の知識がちょこっとある者とすれば・・・

遺伝子のモトであるDNAは、細い細い一本の糸で、ちょっと引っ張ったらブチブチに切れてしまうようなものです。当然、遺伝子の変化やダメージは絶えず起こっており、私たちの体内ではそれをせっせと修復しながら生命を維持しています。生殖細胞ができるメカニズムはさらに複雑で、不安定で、案外失敗も多いものです。その不完全な遺伝子をふるい分けるために、精子は何億も作られ、競争し、新しい生命を作るのに適した遺伝子を伝えていくのです。「奇跡」を「高確率」で起こしている、すごい仕組みだと思います。そして、遺伝的、発生的に問題があったら、それを認識し、排除する仕組みもちゃんと整っています。それが「流産」や「早産」です。ヒトはこんなにも緻密な仕組みを用意しているのです。

周りを見渡すと、問題なく赤ちゃんを産んでいる人がかなりの確率でいますので、それが自然なことと思ってしまいがちですが、本当はすごい奇跡的なことなんだと心に留めておけたら、流産に対する理解も少し得られるのではないでしょうか?

 

 

妊娠5ヶ月目、お腹の張りも減り、つわりもおさまり、いよいよ安定期に入ります。ほんの数ヶ月ですが、「楽しい」マタニティーライフが訪れます。

 

参考:ものいい産婦人科医H.MAXさんのブログ  http://ameblo.jp/ke-hamax/

 

 

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